Apple、ダークモードを搭載し写真機能強化や高速化も施される「iOS 13」発表

ダークモード

Appleは、現在開催中の開発者向けイベントWWDC2019において、キーノート(基調講演)を実施し、tvOS 13、watchOS 6、iOS 13、iPadOS、macOS 10.15といったソフトウェア関連、そしてMac ProとPro Display XDRというハードウェアに関しての発表を行った。
今秋にリリースされる予定のiOS 13については、かねてから情報が溢れていた通りの内容。まず、表示関連として目に優しい「ダークモード」が搭載される。これは、iPhoneの画面表示が黒ベースになるもの。単に黒く塗りつぶしたものではなく、画面上の全要素を見やすくするための設計が行われ、システム全体がシームレスに統合されている。

カメラや写真については、ポートレートで光の強弱をつけたり、印象的なハイキーモノクロが加わったり、標準写真アプリで最高の瞬間をキュレーションしてくれたり、新しい写真・動画の編集機能が追加される。

写真アプリ

パフォーマンスでは高速化が図られている。作業によってはiOS12より2倍早くなるものもあり、Face IDでも30%早くアンロックができるようになった。

そのほか、新しいMemoji、360度3D表示できるMaps、プライバシー&セキュリティの強化、長いフレーズでも自然と読み上げるSiri、刷新されるリマインダーアプリやCarPlayなどが発表されている。

Memoji

なお、iPhone 5s/6/6 Plus、iPod touch(第6世代)はiOS 13に対応せず、iPhone 6s以降のモデルがアップデート可能になる。また、iPadについては、新たに専用のOSである「iPadOS」が用意され、こちらもiOS13には対応しない。
発表資料
URL:https://www.apple.com/ios/ios-13-preview/
2019/06/04
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