ローランド、ギターとアンプをつなぐケーブルをなくせる小型のワイヤレスシステム「WL-60」を発売

「WL-60」のレシーバー(左)とトランスミッター(右)

ローランド株式会社は、BOSSブランドの楽器用小型ワイヤレスシステム「WL-60」を、2019年6月29日(土)に発売する。ケーブルの代わりにトランスミッター(送信機)を用い、アンプなどに接続したレシーバー(受信機)に信号を送り出す仕組みの製品。ギター/ベースのケーブル接続の手間を省き、動きの制限から解放された快適な演奏を実現できる。価格はオープン。
本製品は「WLシリーズ」のコンセプトを継承しつつ、ライブ演奏やスタジオでの使用に最適なワイヤレスシステムとして開発された。伝送範囲は最大20m(使用場所の状況により変動)。同社の独自開発のワイヤレス技術により「高音質かつ、極めて遅延の少ない信号伝送」が実現されている。
セッティングの際に役立つのが、演奏する場所の電波状況を感知し、14チャンネルの中から自動で最適なものを選択してくれるオートスキャン機能。シンプルな操作でワイヤレス設定が可能だ。レシーバーに実装された大型LCDには14チャンネル全ての電波状態が表示され、状況に応じた設定の変更や、複数の「WL-60」を使用する状況下でのチャンネル設定も素早く行える。
また、レシーバーは70(幅)×54(高さ)×120(奥行)mmで、これはBOSSコンパクト・ペダルとほぼ同じサイズ。そのため、ペダルボードへも容易に組み込みやすく、「WL-60」のアウトプットから最前段のエフェクターに接続するだけでコンパクトなワイヤレス環境が完成する。標準ケーブル対応のインプット端子も用意されており、必要に応じてギターからのケーブルでの直接接続が可能。電源にはACアダプタもしくは単三形アルカリ乾電池2本を使用し、別売アダプタ(BOSS PSA-100S)の使用時には、DCアウト端子を使ってレシーバーから他のペダルへも電源を供給できる。レシーバーの重量は180g。
トランスミッターは68(幅)×30(高さ)×88(奥行)mm。製品には、トランスミッターと楽器とをつなぐ60cmのケーブルも同梱されている。単三形アルカリ乾電池2本で最大25時間の使用に対応。電池を含む重量は120gで、演奏者のベルトやギターストラップに取り付けて使える。なお、トランスミッターは「WL-60T」として単体での販売も行われ、複数のギターの持ち替えも行いやすい。
ローランド株式会社
問い合わせ:050-3101-2555
価格:オープン
URL:https://www.boss.info/jp/
URL:https://www.roland.com/jp/
2019/06/14
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