ロッテと凸版印刷が金属調の加飾を施した「EATMINT」のパッケージで第43回木下賞包装技術賞を受賞

「EATMINT」のパッケージ

株式会社ロッテと凸版印刷株式会社は、金属調の加飾を施した「EATMINT」のパッケージで、公益社団法人日本包装技術協会(JPI)が主催する「第43回木下賞 包装技術賞」を受賞した。「EATMINT」は、株式会社ロッテが2017年11月に発売した“ガムでもミントでもない新感覚”のミント菓子。「木下賞」は、JPI第2代会長である故・木下又三郎氏の功績を記念した表彰事業で、包装技術の研究/開発に顕著な業績をあげたものや、包装の合理化/改善/向上/新規分野創出に顕著な業績をあげたものに与えらている。
近年、ミント菓子の市場では金属缶入りの商品が増えており、株式会社ロッテでは商品開発にあたって他社商品との差別化を課題としていた。そこで、凸版印刷株式会社が金属調の加飾を施したプラスチック容器を提案。従来は携帯電話の部品や自動車の内装などに用いられている「フィルムインサート成形」技術を菓子のパッケージに転用し、容器全面での凹凸表現や光沢感のある美粧性の高い印刷表現が実現された。さらに、蒸着フィルムでメタリック調の再現を限界まで追求し、本物の金属と見間違うようなプラスチック容器として開発されている。
「フィルムインサート成形」技術は、金型に加飾フィルムを挿入した状態で樹脂を充填して容器を成形するもの。また、「EATMINT」のパッケージでは、光沢面からロゴを際立たせるために、ブランドのロゴの部分にはエッチング加工が施されている。
株式会社ロッテ/凸版印刷株式会社
URL:https://www.lotte.co.jp/products/brand/eatmint/
URL:https://www.toppan.co.jp/
2019/06/24
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