KDDIとソフトバンク、基地局を相互利用して地方での高速5Gの早期整備を推進

KDDI株式会社とソフトバンク株式会社は3日、地方での第5世代移動通信システム (5G) のネットワークの早期整備を共同で推進するために、両社が保有する基地局資産を相互利用することに合意したと発表した。

より高速通信が可能になる5G通信では、超スマート社会を実現するための全ての人とモノがつながり、ビッグデータやAI (人工知能) の活用に必要な大量の情報共有が可能になる見込み。

そのためには、5Gネットワークで求められる28GHz帯や3.7GHz帯といった高い周波数帯を用いるための膨大な数の基地局の設置が必要となる。これをKDDI、ソフトバンクの各社で設備投資するのではなく、相互利用することで地方創生に資するサービス提供のニーズに、早期に対応することが可能になる。

今後は、両社の基地局資産の有効活用を目的とした工事設計や施工管理などを進めるための、共同施工管理会社の設立を視野に入れて検討していくとしている。

発表資料
URL（KDDI）:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/07/03/3899.html
URL（ソフトバンク）:https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2019/20190703_01/
2019/07/04