エプソンが紙を再生可能な「PaperLab」などを活用する環境配慮型オフィスプロジェクトを開始

使用済みの紙から新たな紙を生産できる乾式オフィス製紙機の「PaperLab A-8000」

エプソンは、2019年7月から「環境配慮型オフィスプロジェクト」を開始した。第1段階として、新宿オフィス内に「環境配慮型オフィスセンター」を設置。水をほとんど使わずに新たな紙を再生する乾式オフィス製紙機「PaperLab A-8000」2台と、「LX-10000F」などの高速ラインインクジェット複合機/プリンタにより、オフィス内での紙の再生と低消費電力で使用できるアップサイクル機能を本格稼働させた。
このプロジェクトは、エプソンが“プリンタを提供する、紙を扱う企業の責任として”実施するもの。オフィスで紙を有効に活用しながら、資源サイクルを活性化させ、さらなる環境負荷の低減に貢献することを目指す。この取り組みにより、エプソンの新宿オフィス用として購入するコピー用紙を今後1年で約30%(約130万枚)削減し、中期的にはさらなるコピー用紙の使用量の削減や、オフィスの電力消費量の削減を目指す。
このプロジェクトで重要な役割を担うオフィス製紙機「PaperLab」は、大がかりな給排水設備を準備する必要なく、紙を再生して新たな紙を作り出せる機材。使用済みの紙を投入して、最初の1枚の生産まで約3分、1時間あたりに約720枚の紙を生産できる。使用済みの紙は繊維になるまで分解されるため、機密情報も完全に抹消できて安心だ。
秋以降に展開される「環境配慮型オフィスプロジェクト」の第2段階としては、この環境配慮型オフィスをユーザーに提供していく活動を強化していく予定。「環境配慮型オフィスセンター」も、2019年秋以降に見学が正式に開始される予定となっている。
エプソン販売株式会社
URL:https://www.epson.jp/
2019/07/09
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