ミュシャが後の時代に及ぼした絶大な影響を実感できる展覧会「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ」

「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ――線の魔術」

2019年7月13日(土)から9月29日(日)まで、Bunkamura ザ・ミュージアムにて「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ――線の魔術」が開催される。アール・ヌーヴォーを代表する芸術家のアルフォンス・ミュシャ(1860~1939)に注目した展覧会。彼が手掛けたポスターなどの代表作をはじめ、彼の作品に強い影響を受けた明治期の文芸誌の挿絵、グラフィック・アート作品、さらに日本の漫画家やアーティストの作品なども含む250点以上で構成されている。
本展は、数々の作品を通じ、時代を超えて愛されるミュシャの秘密を紐解く企画だ。初来日となるカリカチュア(風刺画)を含め、初期の貴重なイラストや彼自身の収集品を展示。さらに、1960~1970年代にアメリカおよびイギリスで発売されたレコード・ジャケットやロック・ポスターなど、ミュシャがその後のアーティストに多大な影響を及ぼしたことを感じさせる作品も展示される。
ミュシャの影響を受けた作品の展示には、日本の文芸誌/漫画/イラストも多い。たとえば、歌人である与謝野晶子(1878~1942年)の歌集の「みだれ髪」の表紙には、1896年にミュシャが描いたポスター「黄道十二宮」からの影響も見ることができる。このように、本展ではさまざまなアーティストや漫画家の作品と、ミュシャ作品との共通点を探し、新たな発見に辿り着くことが可能だ。
会期中の休館日は、7月16日(火)、7月30日(土)、9月29日(日)。開催時間は10:00~18:00で、毎週金曜と土曜は21:00までの開館となる(いずれも入館は閉館30分前まで)。当日券での観覧料は、一般1600円/高校・大学生1000円/小・中学生700円/未就学児無料。
■期間:
2019年7月13日(土)~9月29日(日)

■開催場所:
Bunkamura ザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1

■問い合わせ先:
Bunkamura/ミュシャ財団/日本テレビ放送網/BS日テレ/読売新聞社
tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
url. https://www.ntv.co.jp/mucha2019/
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