スマホ決済の利用率「LINE Pay」「PayPay」が激しいトップ争い。3位グループ以下も熾烈

利用しているスマートフォンの決済機能
ジャストシステム調べ

株式会社ジャストシステムは、『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2019年6月度)』を発表した。調査対象は17歳~69歳の男女1,100名。
20%還元セールなど、各社のサービスが激しくなっているスマートフォンの決済機能について、利用しているサービスは「LINE Pay」が41.2%でトップ。僅差の2位には「PayPay」が38.8%でつけている。LINE PayはLINEという強力なプラットフォームをベースに利用者を増やしている。一方、ソフトバンク系のPayPayは、100億円還元など派手なキャンペーンで多くのユーザーを獲得した。

3位は楽天ペイと楽天Edyが同率の30.6%で並んだ。楽天Edyは電子マネーとして機能し、楽天ペイはスマホ決済になっている。楽天ペイは楽天Edyを統合的に利用可能にしているが、同じ楽天グループのサービスとして完全に一つのアプリに統合するという状態にはなっていない。

そのほか、20%付近をキープしているのがiD22.4%、Apple Pay21.2%、メルペイ19.6%、d払い20.4%となっている。

携帯キャリアがバックになっているものではau PAYが9.8%でかなり苦戦していることがわかる。

また、本調査は6月度のもので、セブンイレブンの7pay、ファミリーマートのファミペイはランクに入っていない。

7payは大企業のサービスとしては異常とも言えるほどセキュリティが甘く、脆弱性をつかれてユーザーに数千万の被害を出している。継続して利用する人がいるのかどうか、今後の動向に注目が集まる。
『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2019年6月度)』
URL:https://marketing-rc.com/report/report-ecmonth-20190718.html
2019/07/18
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