カラーメゾチント技法で活躍した浜口陽三氏の銅版画の展覧会「真夏のサクランボは闇に輝く。」

カリフォルニア・チェリー(1987年)

2019年7月24日(水)から9月23日(月・祝)まで、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションにて、「真夏のサクランボは闇に輝く。- 浜口陽三 夏の銅版画展 -」が開催される。会場は、醤油の倉庫として使用していた空間をリノベーションした美術館。銅版画家の浜口陽三氏(1909~2000年)の代表的モチーフ「さくらんぼ」をテーマに、約40点の銅版画やリトグラフが展示される。
20世紀を代表する版画家の1人である浜口陽三氏は、ヤマサ醤油の第10代目社長の濱口儀兵衛氏の三男として誕生した。1950年代に渡仏し、カラーメゾチントという銅版画の技法を開拓して活躍。1996年にパリ、サンフランシスコでの長い海外生活を終えて帰国し、持ち帰った多くの作品を展示する美術館が開設された。
本展では、代表的なモチーフである「さくらんぼ」がテーマの作品の展示のほか、作品の世界を身近に感じられるように空間演出にも工夫。「さくらんぼ」をめぐって絵の中を冒険するように展覧会を楽しめる。
入場料は大人600円/高校・大学生400円/小・中学生無料。時間は11:00~17:00(土日祝は10:00~17:00)で、7月の第1金曜と第3金曜および9月の毎週水曜/金曜はナイトミュージアムとして20:00まで開館する(いずれも入館は閉館30分前まで)。休館日は月曜(8月12日/9月16日/9月23日は開館)と8月13日(火)と9月17日(火)。

テーブル掛けとさくらんぼ(1971年)

■期間:
2019年7月24日(水)~9月23日(月・祝)

■開催場所:
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7

■問い合わせ先:
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
tel. 03-3665-0251
url. https://www.yamasa.com/musee/
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