東京五輪の金・銀・銅メダル、栄光までの努力・周囲の支えも表現したデザインに

メダルの裏面

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、金・銀・銅メダルのデザインを発表した。
メダルは、表面は国際オリンピック委員会の規定により、パナシナイコスタジアムに立つ勝利の女神ニケ像、東京2020オリンピック競技大会の正式名称・オリンピックシンボルの要素を含めた構図と決まっているために、それに沿ったデザイン。

表面

そして自由デザインの裏面は、東京2020入賞メダルデザインコンペティションの応募作品から選定されている。

デザインは、原石を磨くようなイメージで、光や輝きをテーマにしたもの。無数の光を集めて反射させ、アスリートの日々の努力や周囲で支えている人たちのエネルギーも表現している。また、スポーツで競い合い、頑張っている人が称えられる世界になってほしいという願いが込められ、輝きは、世界中の人々が手をつないでいる様子もイメージしている。

また、選手にメダルをかけるときに使われるメダルリボンは東京2020大会を象徴する藍と紅で日本らしい組市松紋をデザイン。祝祭感とともに多様性と調和を表現し、視覚に障がいのある方が手で触れることで順位がわかるように、うら側にシリコンプリントで金メダルには1つ、銀メダルには2つ、銅メダルには3つの凸の加工が施されている。

メダルリボン

さらに、メダルを収めるメダルケースは、日本人が古くから親しんできた藍色を使った木製。国産のタモ材を使用し、日本の高度な木工技術と職人の手で、一つずつ丁寧に仕上げられた。一つ一つ異なる個性豊かな杢目が藍色の奥に浮かび上がり、オリンピック・パラリンピックの多様性を象徴する。円形のフタと本体が磁石によって、繋がった輪のよう開いてそのままメダルをディスプレイすることが可能になっている。

メダルケース

発表資料
URL:https://tokyo2020.org/jp/games/medals/olympic-design/
2019/07/25
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