廃墟すらポップ空間に変える、アンディ・ウォーホルがペイントしたBMW公開

廃墟にマッチする車体

BMWは、アンディ・ウォーホルが車体をペイントしたアートカー「BMW M1 アートカー」の、新たな画像を公開している。
「BMW M1」は1978年に発表され、1979年にはルマン24時間レースに参戦した、同社初のミッドシップカー。低い車体、角張ったボディ、リアのウイングと、古き良き時代のスーパーカー、スポーツカーとしての魅力を備えた車だ。

撮影場所に選ばれたのは、ドイツ・ケルンにある古い工場。廃墟が持つ独特な退廃的な空気の中に、極彩色でペイントされたアートカーが置かれると、それだけてパッと華やかになり、周囲の空気はポップに。これは、アンディ・ウォーホルならではの色使いによるものだろう。

また、カラフルなペイントも錆や経年劣化に見えることもあり、見る角度、光の加減によって大きく表情を変えるのも面白い。
40周年を記念して企画されたこのアートワーク。巨匠の作品が現代でも魅力を放ち、古びた廃墟さえもより魅力的な舞台装置としてしまうその存在感には、ただただ驚かされるばかりだ。
発表資料
URL:https://www.press.bmwgroup.com/
2019/08/02
MdN DIのトップぺージ