愛らしいシロクマを描いた代表作「望郷」などで知られる山口蓬春氏の回顧展が開催

「望郷」1953年

2019年8月7日(水)から8月19日(月)まで、日本橋髙島屋 S.C. 本館 8Fホールにて、間もなく没後50年を迎える山口蓬春氏(1893~1971年)の足跡を辿る回顧展「山口蓬春展 新日本画創造への飽くなき挑戦」が開催される。初期から晩年までの代表作を一堂に集めた展覧会。日本橋会場での会期終了後、8月28日(水)~9月9日(月)には大阪髙島屋 7Fグランドホールでも開催される。
山口蓬春氏は北海道松前町で生まれ、東京美術学校で西洋画科から日本画科に転じた。卒業後は、やまと絵の第一人者として活躍。その後に日本画家や洋画家らと結成した六潮会では、流派を超えた研鑽の中で独自の絵画領域を広げた。1965年には文化勲章を受章。大正、昭和の画壇で、新しい日本画の創造に力を尽くした大家として知られている。
本展では、約50点の作品を展示。愛らしいシロクマがユーモラスに描かれた「望郷」は山口氏の代表作の1つだが、本展では「望郷」の「本画」に加え、「小下絵」と「小下図」を並べて展示。「望郷」3作品が揃って展示されるのは、今回が初となる。
また、会場には山口氏の画室を再現したコーナーも設置。この画室は山口氏の同窓で友人の建築家である吉田五十八氏(1894~1974年)が設計したもので、今回展示される机や椅子も当時に吉田氏にオーダーされたものとなっている。当日券での入場料は大人800円/高校・大学生600円/中学生以下無料。
■期間
東京:2019年8月7日(水)~8月19日(月)
大阪:2019年8月28日(水)~9月9日(月)

■開催場所
東京:日本橋髙島屋 S.C. 本館 8Fホール
東京都中央区日本橋2-4-1

大阪:大阪髙島屋 7Fグランドホール
大阪府大阪市中央区難波5-1-5

■問い合わせ先:
日本橋髙島屋/大阪髙島屋
url. https://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/hoshun.html
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