アヴァンギャルド・チャイナ

アヴァンギャルド・チャイナ
-〈中国当代美術〉二十年-

■期間:

2008年8月20日(水)~ 10月20日(月)

 

■場所:

国立新美術館 企画展示室2E
東京都港区六本木7-22-2

 

■内容:

近年の急激な経済発展や、8月に閉幕しまだ人々の記憶に新しい北京オリンピックなど、いま世界中でもっとも話題を集めている中国。
その中国の現代美術をクローズアップした大規模な展覧会が、東京・六本木の国立新美術館で開催中だ。

本展では、過去20年間の中国現代美術の歩みを辿りながら、すでに国際的な評価を確立している著名作家から、今後活躍が期待される若手まで、注目すべきアーティストたちとその代表作を紹介する。

会場では、絵画、写真、彫刻、立体作品、映像をはじめ、本展のために設計されたインスタレーション、芸術家自身の肉体を使って表現されるパフォーマンス・アートの記録映像など、さまざまなメディアを使った作品の数々を展示。
激動の時代を背景に、中国が抱える社会的、文化的問題を、ときに辛辣に、あるいはアイロニカルに浮き彫りにする中国現代美術の知られざる魅力を解き明かしてゆく。

スン・ユァン+ポン・ユゥによる作品「老人ホーム」。各国の衣装や軍服を着せられた老人たちが電動車椅子に座り、不規則に動き回る。老人たちは実物そっくりに作られた樹脂製の人形だが、生気がなくぐったりとした様はまるで本物のようにも見える。
女性のように美しく化粧した頭部と、全裸の男性の肉体による倒錯したパフォーマンスで一躍脚光を浴びたマ・リウミン。本展では、女装の過程を撮影した写真と、全裸パフォーマンスの記録映像を公開。

国籍、性別、年齢もさまざまな道行く人々が、カメラに向かって母国語で「I will die(私は死にます)」と語るヤン・ジェンジョンのビデオ作品。本展では、10カ国分の映像を10台のプロジェクタで同時に上映する。
 
 
参加作家は、以下の16組。
黄 永砅(ホアン・ヨンピン)、王 広義(ワン・グァンイー)、張 培力(ジャン・ペイリィ)、丁 乙(ディン・イー)、張 暁剛(ジャン・シャオガン)、方 力鈞(ファン・リジュン)、触覚小組(タクティル・アート)/新刻度小組(シンカドゥ・グループ)、顧 徳新(グ・ダァシン)、馬 六明(マ・リウミン)、張 洹(ジャン・ホアン)、孫 原 + 彭 禹(スン・ユァン+ポン・ユゥ)、楊 振中(ヤン・ジェンジョン)、楊 福東(ヤン・フードン)、曹 斐(ツァオ・フェイ)、徐 震(シュー・ジェン)。
会期は10月20日まで。
 
 
■ジャンル
GRAPHIC / PHOTO / MOVIE / INSTALLATION / OTHER
MdN DIのトップぺージ