ポーラ美術館で初めての現代美術の展覧会「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」

セレスト・ブルシエ=ムジュノ《クリナメン v.2》2013年 Installation view: Centre Pompidou-Metz
© Céleste Boursier-Mougenot Photo: Rémi Bertrand

2019年8月10日(土)から12月1日(日)まで、ポーラ美術館にて「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」が開催されている。同美術館では開館以来初となる現代美術の作家たちに焦点を当てた展覧会。絵画、彫刻、東洋陶磁など多岐にわたるポーラ美術館のコレクションを、現代美術の第一線で活躍する作家たちの作品とともに紹介する。
本展のタイトルである「シンコペーション」(切分法)とは、音楽においてリズムを意図的にずらし、楽曲に表情や緊張感を与える手法のことだ。本展では、新作を数多く含む現代作家たちの刺激的な作品が、近代の巨匠であるモネやセザンヌやピカソの絵画、ロダンの彫刻などと豊かに共鳴。空間全体に広がるインスタレーション、音、映像、野外展示、写真、絵画といった現代の作家たちによる多様な表現が、過去の巨匠たちの作品に時代や国境を越えて光を当て、現代を生きる鑑賞者の感覚を揺さぶるようなさまざまなリズムをもたらす。
大型のインスタレーションや映像作品、音の作品など、“見る”だけでなく体感してアートを楽しむことも可能。森の遊歩道ではスーザン・フィリップス氏による“音”の新作インスターレーションが展開され、幻想的な音色が箱根の森の奥に響き渡る。会期中無休で、開館時間は9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)。

クロード・モネ《睡蓮》1907年ポーラ美術館蔵

アンリ・マティス《リュート》1943年 ポーラ美術館蔵

■期間:
2019年8月10日(土)~12月1日(日)

■開催場所:
ポーラ美術館
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

■問い合わせ先:
ポーラ美術館
tel. 0460-84-2111
url. https://www.polamuseum.or.jp/
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