GPUシェアリングで高速レンダリングを可能にするクラウドサービス「Bullet Render Farm」サービス開始

株式会社A.L.I. Technologiesは、9月1日、コンピューターグラフィックス(CG)制作プロセスにおけるレンダリング処理を、高速で実行するクラウドサービス「Bullet Render Farm」の提供を開始すると発表した。
同製品は、独自のアルゴリズムで同時に多数のGPUを接続することで、高速なレンダリングを実行するクラウドレンダリングソリューションだ。既存のレンダーファームでは、同時に使用できるGPU(画像処理装置)の数に上限があるが、同サービスでは自律分散型アルゴリズムを用いることで、GPU数に制限のない効率的に稼働を実現。

レンダーファームとしては世界最大規模のGPU数で運用されており、その時点で稼働可能なすべてのGPUがアサインされる仕組みなので、最大限のパフォーマンスを発揮することができる。

システム利用料は1GPUあたり180円/時間(※従量課金プランの場合)。料金はレンダリング仕事量(稼働GPU枚数×レンダリング時間)によって決定し、大量のGPUが稼働してもその分レンダリング時間が短くなるため、料金は不変となる。
※(例:1GPUで10時間の仕事=100GPUで6分=500GPUで1.2分=1,800円)他、一定速度が担保された月額固定プランもあり。

ユーザーが発注の意思決定をする際には、サンプルフレームの仕上がり、見積り料金、完了の予測時間を確認できるようになっており、レンダリング処理の実行中には各フレームの処理の進捗もリアルタイムで確認可能。さらに、ライセンス料不要のAMD ProRenderを活用しており、他の有料レンダリングソフトも不要となる。モデリングソフトは従来通り3dsMax、Maya、Cinema4D等に対応。
株式会社A.L.I. Technologies
URL:https://www.bulletrenderfarm.com/ja/
2019/09/02
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