ユーザーの信用度を数値化する「Yahoo!スコア」、デフォルトでオンからオフに変更

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ヤフー株式会社は、「Yahoo!スコア」の一部仕様変更やプライバシーに関する新たな取組みについて発表した。
「Yahoo!スコア」は、6月に発表されたサービスで、ユーザーのYahoo! JAPAN IDにひもづく情報の登録率やヤフオク!における取引実績や評価、ショッピングでのレビュー回数、知恵袋での活躍度、Yahoo! JAPANへの支払い滞納の有無および回数、ヤフーのEコマースでの利用金額、Yahoo! JAPANが提供するサービスの利用頻度などのビッグデータを基に機械的にユーザー個人のスコアを推定・算出するもの。

スタート時にはユーザーの許可を得ず勝手にスコアがつけられる仕様となっており、ユーザーの同意があればヤフーの提携企業にその情報が提供され、特典付与やパーソナライズされた広告表示に使われることになっていた。

これが、ユーザーの許可なしにスコアを付けて勝手に情報を流されると誤解を生み、サービスが批判されることになった。

同社では、10月1日からは「初期設定では「Yahoo!スコア」が作成されない仕様」「初期設定を“データが連携されない”仕様」とし、ユーザーががデータ連携する企業をそれぞれ自由に設定できる機能を提供する。

同社では、今後も「「データはお客さまのものである」という考えのもと、サービスの改善や丁寧な説明に努めてまいります」としている。
発表資料
URL:https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2019/09/09a/
2019/09/10
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