八木佑介氏が故郷を徹底取材して描いた絵を展示する個展「わたしたちの久御山町」

「2019/06/13 2:17」
33.3×24.2cm、綿布/岩絵具

2019年9月13日(金)から9月25日(月)まで、COMBINE/BAMI galleryにて、八木佑介氏の個展「わたしたちの久御山町」が開催される。八木氏は1991年京都府生まれのアーティスト。本展では、同氏が自身の生まれ育った町である久御山町を描いた絵を展示する。入場無料、会期中無休で、時間は12:00〜18:00(最終日は16:00閉廊)。
八木佑介氏は2009年に京都造形芸術大学に入学し、在学中からさまざまな展覧会に出展して精力的に活動している。現在は京都市在住。自らが学んだ京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コースの講師も務めている。
今回の展覧会の主題となっている久御山町は、京都府の南部に位置する人口1万6000人ほどの小さな町だ。昭和40年代に突入して以降は、旧国道1号線のバイパスとして現国道1号線が開通し、工業地帯として周囲に多くの企業が誘致されるなど急速に開発が進行。近年でも交通結節点としてさらなる開発の指定区域となって建設工事が行われており、昼と夜の人口比が全国で第3位の高さという特異な町でもある。
八木氏は約30年にわたり、その開発や発展の姿を見つめながら、この国の開発による町の変異を、逆説的に人間の不安や弱さの象徴として感じてきた。「前に進むべきための、整理すべき時代の記録行為」として表現された本展は、同氏による町の徹底取材を経て構成されている。
■期間:
2019年9月13日(金)~9月25日(月)

■開催場所:
COMBINE/BAMI gallery
京都府京都市下京区二人司町21

■問い合わせ先:
COMBINE/BAMI gallery
url. http://combine-art.com/
MdN DIのトップぺージ