長年にわたり京都を撮り続けてきた甲斐扶佐義氏の写真展「京都詩情」が二条城で開催

シャボン玉と少女1991

2019年9月21日(土)から10月6日(日)まで、二条城にて、写真家の甲斐扶佐義氏の初の回顧展「京都詩情」が開催される。「ニュイ・ブランシュKYOTO 2019」のプログラムの1つとしての開催。同氏の作品を愛するフランス人のパスカル・ボース氏(フランス国立造形芸術センター/写真部門責任者)のキュレーションにより、これまで世界各国で紹介されてきた“Kai”の魅力を味わえる。
1949年大分県生まれの甲斐扶佐義氏は、2015年に火災で失われた喫茶店「ほんやら洞」や、今でもさまざまな文化人が集う「Bar八文字屋」の経営者としても知られている。そのほか、文筆家としても活動。1990年代には京都新聞紙上でフォト&エッセイを連載し、2001年からは連続的に欧米各地で招待個展を開催した。これまでに、「路地裏の京都」「Beautiful Women in Kyoto」「京都の子どもたち」など、40冊以上の写真集を出版している。
甲斐氏の作品は、芸術家の集う店、美女と猫、通りで遊ぶ子どもたち、夕立の中で買い物へ出るお婆さんなど、被写体へ向けられた眼差しの暖かさに満ちていることが特徴。本展では、1960年代から現在に至るまで、京都のさまざまな出来事をとらえ続けてきた独特の詩情が漂う同氏の作品を堪能できる。
会期中無休、開場時間は8:45~17:00(入城時間は16:00まで/9月は城自体の開場時間は8:00から)で、ニュイ・ブランシュ開催日の10月5日は18:00~22:00も開場(最終入城は21:45)。観覧料金は無料だが、別途に入場料(9月30日までは一般600円/10月1日からは一般620円)が必要で、18:00以降は写真展会場のみ公開であるため入城料は不要となる。
■期間:
2019年9月21日(土)~10月6日(日)

■開催場所:
世界遺産 元離宮二条城 二の丸御殿台所(重要文化財)
京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541

■問い合わせ先:
MUZ ART PRODUCE
tel. 075-205-5396
url. https://muz-art.jp/kai-exhibition/
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