東京藝術大学とサイバーエージェントの産学連携で「原点回帰プロジェクト」が始動
プロジェクトの開始に関連して、株式会社サイバーエージェントのWebサイトでは、松下計氏らが登場するインタビュー記事も公開されている。インタビュー記事はこちら。
株式会社サイバーエージェントは、未来を担うクリエイターの発掘と育成を目的として、東京藝術大学と初の産学連携に取り組むことを発表した。この取り組みは「原点回帰プロジェクト」と名付けられ、“創作活動の原点回帰”をテーマに、ものづくりの根幹を掘り返す企画となる予定。プロジェクトの一環として、2019年9月27日（金）と9月28日（土）の2日間にわたり、合宿形式のアートワークショップ「ZERO POINT CAMP」が実施される。
今回のプロジェクトは、株式会社サイバーエージェントのクリエイター社員の知見やコミュニケーション力と、東京藝術大学の学生の発想力を掛け合わせることで、双方の潜在能力を最大限まで引き出すことを目指している。その取り組みの1つである「ZERO POINT CAMP」は、伊豆半島の無人エリアを舞台にクリエイターの潜在能力の発揮を図る内容だ。
この企画は、知りたい情報が簡単に手に入るようになったことで、クリエイターが物事の本質について深く考え抜く機会が減ってきている現状を踏まえた内容。無人エリアで実施することにより、一切の情報を遮断して、自然に囲まれた場所でものづくりの本質に向き合う。課題は、“「心地よさを探求」し、自分だけの「NEST（巣）」を考える”というもの。大自然の中での体感や体験を通して、アイデアの照合やエレメントの収集を行い、スケッチを残して、後日それらをもとにアートワークを展開する。