現代の日本画壇を牽引する吉村誠司氏の作品を紹介する個展「硝子を透して」

「長閑」

2019年9月25日(水)から10月1日(火)まで、西武池袋本店 6Fの西武アート・フォーラムにて、「吉村誠司展 硝子を透して」が開催される。日本美術院に所属し、東京藝術大学美術学部の教授でもある吉村誠司氏の個展。同氏の創作構想の源流とも云えるSM作品や自身が保有する代表作などが紹介される。時間は10:00〜21:00(日祝は20:00まで)。
1960年福岡県生まれの吉村誠司氏は、1985年に東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業した。1987年に東京藝術大学大学院美術研究科修士課程を修了し、1990年に博士後期課程を満期修了。2000年に日本美術院同人に推挙される。2015年からは、東京藝術大学美術学部日本画科第三研究室教授に就任。現代の日本画壇を牽引している。
吉村氏は具象絵画の芸術性の高さが評価されており、具象絵画の表現形態を一変させたとも評される高度な作品構図や、重層に重ねた岩絵具を削り出して独特の色彩を表現を表現する古典研究から体得した技法などが特徴。本展では、バリ島ウブドゥの朝に静けさの中でゆったりと動き出す時間を表現した「長閑」や、上弦の月と星々が美しい時を刻む静かに澄んだ夜を描いた「澄み渡る」、菩薩の来迎とともに迎える散華の故事にちなんで蓮が咲く朝の美しさを描いた「訪れ」など、30余点の作品が紹介される。
■期間:
2019年9月25日(水)~10月1日(火)

■開催場所:
西武アート・フォーラム
東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店 6F

■問い合わせ先:
西武池袋本店
tel. 03-3981-0111(大代表)
url. https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/
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