iPhone11の売れ行き、アナリストは上方修正・調査会社は減少で予測が割れる

iPhone11イメージ

発売されたばかりのiPhone11シリーズの売上、出荷台数について、アナリストと調査会社で予測が分かれるという事態になっている。
iPhone11は上位モデルのProとPro MaxがiPhoneの初のトリプルカメラを搭載し、カメラ機能が大幅にアップ。新色も登場し人気を集めている。また、廉価版のiPhone11についてもカメラがデュアルカメラになり、価格はiPhone XR発売時よりも下げたことで買い替え需要が高まっている。

発売前は、大幅な技術革新がないこと、また2020年のiPhoneが5G対応になることで買い控えるユーザーが多いという予測が大半を占めていた。著名なアナリスト、ミンチークオ氏も当初は6,500万台~7,000万台としていたが、売れ行きの好調さから7,000万台~7,500万台へと上方修正している。

ほかにも、AppleにiPhoneの部品を提供するサプライチェーンのデータより、投資ファンドのアナリストは、iPhone11シリーズの年内出荷台数が7,200万台~7,300万台になるという見通しを発表している。

一方、調査会社のIDC Japanは逆の見解を発表。2019年は2020年に本格スタートする5G元年を前にスマホ全体の出荷台数は減少となり、iPhone全体での出荷台数も前年比14.8%マイナスとなる1億7,790万台になるとしている。

iPhone11シリーズのレビューでは、カメラ機能やディスプレイの表現力の高さなどに高い評価が集まっており。技術革新はないものの良いデバイスであるという評価になっている。その好意的なレビューに市場が反応し、これからも出荷は好調になる可能性は高い。
Bloomberg
URL:https://www.bloomberg.com/news/

IDC Japan
URL:https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ45549419
2019/09/30
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