ゴッホの独自の画風についてハーグ派や印象派との出会いから明らかにしていく「ゴッホ展」

「ゴッホ展」

2019年10月11日(金)から2020年1月13日(月・祝)まで、上野の森美術館にて「ゴッホ展」が開催される。世界中から愛され続けている画家のフィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890年)と、ゴッホに影響を与えたハーグ派や印象派の作品を集めた展覧会。約60点が展示され、ゴッホ独自の画風がどのようにして生まれたのか、その成長過程を辿る。
27歳の頃に画家を志したゴッホは、当初オランダでハーグ派と交流しながら、暗い色彩で農村風景や静物などを描いていた。柔らかい光やくすんだ色調を好んで“灰色派”とも呼ばれるハーグ派との邂逅から画家としての基礎を身につけたゴッホは、その後に移り住んだパリで印象派と出会う。鮮やかな色づかいが生む効果に驚いたゴッホは、その影響を強く受けながら独自の作風を確立させていった。
本展は「第1部 ハーグ派に導かれて」と「第2部 印象派に学ぶ」の2部構成。約40点のゴッホ作品に加え、ハーグ派のマウフェやラッパルト、印象派のモネ、ルノワール、ピサロといった巨匠たちによる作品や、ゴッホが手紙の中で語った言葉を交えながら、“ゴッホはいかにしてゴッホになったのか”を掘り下げる。
会期中の休館日は12月31日(木)と1月1日(金・祝)。開館時間は9:30〜17:00で、金曜と土曜は20:00まで開館する(いずれも入館は閉館30分前まで)。当日券での入場料は、一般1800円/高校・大学生1600円/小・中学生1000円。なお、東京会場での会期終了後の2020年1月25日(土)〜3月29日(日)には、兵庫県立美術館での巡回展も開催される。
■期間
東京:2019年10月11日(金)~2020年1月13日(月・祝)
兵庫:2020年1月25日(土)〜3月29日(日)

■開催場所
東京:上野の森美術館
東京都台東区上野公園1-2

兵庫:兵庫県立美術館
兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1

■問い合わせ先:
上野の森美術館/兵庫県立美術館
tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)/078-262-0901(兵庫県立美術館 代表)
url. http://go-go-gogh.jp/
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