菊人形とデジタル演出のコラボで色鮮やかな世界が展開される「新・菊人形展-STORY-」

「新・菊人形展-STORY-」

2019年10月13日(日)から12月1日(日)まで、ひらかたパーク イベントホール2にて「新・菊人形展-STORY-」が開催される。100年以上の歴史を誇る菊人形展と、クリエイティブカンパニーの株式会社ネイキッドがコラボレーションしたイベント。当初は10月12日(土)からの開催日程が組まれていたが、台風19号の影響による安全確保のため10月12日(土)はひらかたパークが終日休園となり、本展も終日休館となって予定より1日遅れで開幕を迎えた。
菊人形とは、人形の顔や手足などの骨組みに、衣装を色とりどりの小菊「人形菊」であしらったもの。菊師、人形師、栽培師、大道具師、照明技師など、専門的な職人たちの技術が結集した匠の技が光る“総合芸術”だ。ひらかたパークの菊人形は、衣装を形作る花数の多さや美しい体のラインが人気で、秋の風物詩として愛されてきた。
株式会社ネイキッドが企画・演出を手掛ける本イベントでは、今年は“新訳おとぎばなし”をテーマとして設定。かぐや姫、桃太郎、浦島太郎、花咲じいさん、鶴の恩返しといった物語の1シーンを、菊の生花とデジタル演出のコラボレーションで表現している。入り口には、おとぎ話の世界へと誘うような大きな絵本を模したモニュメントを設置。会場では、奥行きを生かした全長約7m超えの“翼を広げ飛び立つ鶴”や、曲面スクリーンを用いた海中世界など、色鮮やかな菊人形と光の演出が、随所にプロジェクションマッピングも駆使しながら繰り広げられている。
会期中の平日には、実際に展示される菊人形の“菊付け”を菊師が実演(1日3回)。また、1週間ほどである菊の寿命を考慮して、常に美しい状態を保つように菊を付け替える作業を来場者も体験できる「菊付け体験」が、11月1日(金)/8日(金)/15日(金)/22日(金)の各日10:30〜11:00に実施される。水曜休館で、料金は800円(小学生以下は無料)。なお、本イベントはひらかたパークには入園せずに入館できる。

2018年開催の「新・菊人形展 -DRESS-」の様子

■期間:
2019年10月13日(日)~12月1日(日)

■開催場所:
ひらかたパーク イベントホール2
大阪府枚方市枚方公園町1-1

■問い合わせ先:
京阪電気鉄道株式会社
url. http://www.hirakatapark.co.jp/
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