世界的な銅版画家の1人である中林忠良氏の創作表現の変遷を辿る展覧会「腐蝕の旅路」

「囚われる日々V」

2019年10月18日(金)から11月20日(水)まで、O美術館にて「中林忠良銅版画展-腐蝕の旅路-」が開催される。日本を代表する銅版画家の1人である中林忠良氏の作品を紹介する展覧会。代表的な約100点の作品が、未公開最新作を含めて一堂に展示される。入場無料、会期中無休で、時間は10:00〜18:30(入館は閉館15分前まで)。初日はレセプション・内覧会の開催のため、一般公開は13:00〜となる。
中林忠良氏は1937年に東京の品川区に生まれ、1963年に東京藝術大学を卒業し、1965年に東京藝術大学大学院を修了した。1973年の第四回版画グランプリ展でのグランプリをはじめ、受賞多数。1989年には東京藝術大学教授に就任するなど活躍し、2003年に紫綬褒章、2014年に瑞宝中綬章を受章している。
本展では、東京藝術大学絵画科油画専攻入学当時の油彩画から、版画との運命的な出会い、60余年に及ぶ創作を、時間軸に沿って紹介。会場はテーマごとに8つのゾーンに分類して構成されており、中林忠良氏の創作表現の変遷を辿ることができる。
そのほか、腐蝕銅版画の作品の成立過程や素材および道具へのこだわりも紹介。そこから派生する社会的貢献や教育スタンス、印象派有縁のフランス渡来プレス機やミュージシャンのコーネリアス(小山田圭吾氏)との関わリなど、多面的な魅力もあわせて展示紹介される。
■期間:
2019年10月18日(金)~11月20日(水)

■開催場所:
O美術館
東京都品川区大崎1-6-2 大崎ニューシティ 2F

■問い合わせ先:
品川区/公益財団法人品川文化振興事業団
tel. 03-3495-4040(O美術館)
url. http://www.shinagawa-culture.or.jp/o-art_2019
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