エプソンが蛍光イエローと蛍光ピンクも使える6色インク搭載の昇華転写プリンタ「SC-F9450H」を12月発売
エプソンは、商業・産業向け大判インクジェットプリンタ「SureColor」シリーズの新製品として、2019年12月6日（金）に昇華転写プリンタの「SC-F9450H」を発売する。6色インクを搭載し、エプソンの昇華転写プリンタでは初めて蛍光インクに対応したモデル。本体と同日に蛍光イエローと蛍光ピンクのインクが発売され、その他のインクは現行機の「SC-F6350」のインクを使うことができる。「SC-F9450H」本体の標準価格は310万円（税抜）。
昇華転写プリンタは、昇華転写インクでプリントした転写紙に熱を加えてインクを気化させ、ポリエステルなどのメディアに染み込ませる方式のプリンタだ。スポーツアパレルやのぼり旗/垂れ幕などのソフトサイン用途に活用され、版が不要なデジタル方式であるため多品種少量プリントにも適している。
「SC-F9450H」は、300～1625.6mm幅（64インチ）の用紙に対応し、プリント幅は最大1615.6mm。蛍光インク使用時は高速モードで32.1㎡/h（720×720dpi・4パス）、未使用時は高速モードで44.1㎡/h（720×720dpi/3パス）の出力速度が実現されている。インターフェイスはHi-Speed USBおよび100/1000BASE-T。最長5年間の保守メニューが用意されており、導入後も安心して使用できる。
本体サイズは2620（幅）×1332（高さ）×934（奥行）mmで、インクを除く重量は290kg。なお、本製品と同等の性能で蛍光インクを搭載しない4色モデルの「SC-F9450」も同時発売が予定されており、そちらの標準価格は260万円（税抜）となっている。