ローランドD.G.子会社のDGSHAPEが半導体レーザー箔転写機「LD-300」を12月から国内発売

「LD-300」

ローランド ディー.ジー.株式会社の100%子会社であるDGSHAPE株式会社は、半導体レーザー箔転写機「LDシリーズ」の新型機として「LD-300」を発表した。アメリカやオーストラリアでの先行販売を経て、日本国内では、2019年12月3日(火)に発売予定。価格はオープンとなっている。
本製品は、昨年3月に発売された小型箔転写機「LD-80」をもとに、ユーザーからの意見を取り入れた新型機として開発された。安価でオンデマンドな加飾が可能な「LD-80」の機能を継承しつつ、転写可能エリアを大幅に拡大。取り付け可能な材料の大きさは323(幅)×50(高さ)×267(奥行)mmで、ベーステーブルを外せば高さ216mmまでの箱などの立体物にも転写でき(281×216×213mm)、最大で271×192mm(フィルムフレーム使用時)の領域までの転写に対応する。。
また、レーザー光で箔をピンポイント加熱できる独自技術が開発されており、本製品では新たに本革(なめし革)やポリウレタン、塩ビなどで作られた合成皮革製品への箔転写にも対応した。箔を使用せずに専用の光吸収フィルムのみを使い、レーザーを照射することで、植物タンニンなめしを施した本革の表面に直接印字も可能。ただし、合成皮革への直接印字はできないので注意が必要となる。
本体サイズは616(幅)×496(高さ)×591(奥行)mm、重量は46kgで、インターフェイスはUSB。標準付属の専用ソフトウェアは初心者でも直感的に操作できるように設計されており、文字だけでなくロゴマークやイラストなどのベクターの転写も行える。転写可能な材料は、アクリル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS、レザー(本革/人工皮革)、紙(上質紙/コート紙/アート紙)。

本革への加飾例

ギフトボックスの加飾例

DGSHAPE株式会社
URL:https://www.dgshape.com/ja
2019/11/01
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