信州小布施の北斎館の名品を東京のすみだ北斎美術館で楽しめる「北斎 視覚のマジック」

葛飾北斎 上町祭屋台天井絵 男浪 小布施町上町自治会所蔵、北斎館寄託(通期)

2019年11月19日(火)から2020年1月19日(日)まで、すみだ北斎美術館にて「北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展」が開催される。北斎館は、浮世絵師の葛飾北斎(1760〜1849年)が晩年に訪れた長野県上高井郡小布施町に1976年に開館した施設。本展では、普段は小布施・北斎館でしか見られない北斎の名品を、すみだ北斎美術館で堪能できる。
今回の展覧会は、初期から晩年に至るまでの肉筆画をはじめ、代表作の錦絵「冨嶽三十六景」など、北斎館所蔵の約130点の作品を展示。展覧会タイトルに「北斎 視覚のマジック」とあるように、構図や形に不自然な構築的要素を加えているにも関わらず、不自然さを感じさせない作品を制作した北斎の魅力に迫る。
見所の1つとして挙げられているのが、祭屋台天井絵の「鳳凰」と「男浪」。これは、小布施・北斎館に展示されている東町祭屋台と上町祭屋台の各屋台に2面ずつ飾られた「龍」「鳳凰」および「男浪」「女浪」のうちの2点だ。観る者を圧倒する圧倒的なスケールが感じられる。
本展は、12月15日(日)までを前期、12月17日(火)からを後期として2部に分けての開催。前後期で一部展示替えが行われる。会期中の休館日は毎週月曜(1月13日は開館で翌1月14日が振替休館)および年末年始(12月29日〜1月1日)。開館時間は9:30〜17:30で、入館は閉館30分前までとなる。当日券での観覧料は、一般1200円/高校生・大学生・65歳以上900円/中学生400円/小学生以下無料。
■期間:
2019年11月19日(火)~2020年1月19日(日)

■開催場所:
すみだ北斎美術館
東京都墨田区亀沢2-7-2

■問い合わせ先:
すみだ北斎美術館
tel. 03-6658-8936
url. https://hokusai-museum.jp/
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