“字遊”な世界を楽しめる岩本博幸氏の個展「紙に、木に、石で感じる文字と紋様の趣き」

金石壽(筆書)

2019年11月23日(土)から12月1日(日)まで、ホテル ヒルトン東京のB1F ヒルトピア内にある「アートギャラリー レスパスコウキ」にて、岩本博幸氏の個展「紙に、木に、石で感じる文字と紋様の趣き」が開催される。入場無料で、時間は12:00〜18:00(最終日は16:00まで)。自由な感性で文字と遊ぶ、という意味での“字遊”な世界が展開される。
岩本博幸氏は、元東京印章協同組合技術講習会の講師。印鑑・印刷専門店の長男として生まれ、10代から書を中村素堂氏、篆刻を関野香雲氏に師事した。その後は長年にわたって技術講習会の講師を務めて印鑑店後継者を育成し、一方で意欲的に書・篆刻・木彫の創作活動も展開。今回、自身の85歳を記念して、5年振りに2度目の個展を開催することとなった。
本展の見所は「瓦当(がとう)」という古代中国で作られた屋根瓦の軒先部分のデザインや紋様に着想を得た筆書、木彫、石・粘土彫刻の作品。「瓦当」の独特な円形や半円形の様式の中で、古代文字や紋様が躍動する。そのほか、十干十二支を彫った60個の石印(印影)や、異なる千文字の楷書で書かれた漢文の長詩なども展示。さらに、今回は新たな試みとして、作品に用いられた文字の意味を詳しく説明する注釈文に、日本語と英語のバイリンガル表記を採用している。なお、本展の会場内は、全ての作品が写真および動画の撮影OK。
■期間:
2019年11月23日(土)~12月1日(日)

■開催場所:
アートギャラリー レスパスコウキ
東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京 B1F ヒルトピア内

■問い合わせ先:
岩本博幸 第二回個展事務局/アートギャラリー レスパスコウキ
url. http://www.hiltopia.com/
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