フジタの「幻の大作」を公開

没後40年 レオナール・フジタ展
 
■期間:
2008年9月14日(日)~11月9日(日)


■場所:

宇都宮美術館
栃木県宇都宮市長岡町1077
 
■内容:
1886年に東京で生まれ、伝統的な日本画の技法を取り入れた独自の油彩画によって、パリで一躍その名を馳せた藤田嗣治。
乳白色の下地に黒の線で描く裸婦や猫の絵で人々を魅了し、晩年はフランス国籍を取得、カトリックの洗礼を受けレオナール・フジタとなった彼は、今なおフランスの重要な画家のひとりである。

フジタの没後40年目を記念して開催する本展では、フランス人としてのレオナール・フジタの実像を明らかにする。
1992年パリ郊外の倉庫で発見されるまで、長らく行方がわからず「幻の作品」とされていた、縦横3mにおよぶ裸体群像4点とそのために描かれた貴重なデッサンを中心に、初期作品から現在のスタイルを確立するまでの1910~20年代作品を紹介する。
また、最晩年を過ごしたフランス・エソンヌ県の小村ヴィリエ=ル=バクルにある「ラ・メゾン=アトリエ・フジタ」の一部を再現するとともに、そこに残された資料も展示。
さらに、キリスト教改宗後、レオナール・フジタとして生涯を賭けて挑んだ、ランスの「平和の聖母礼拝堂」内部のフレスコ画、ステンドグラスの下絵も世界で初めて公開する。

なお本展は、11月より上野の森美術館、2009年2月より福岡市美術館、2009年4月よりせんだいメディアテークを巡回する予定だ。

●展覧会特設サイト:http://leonardfoujita.jp/
 
■問い合わせ先:
宇都宮美術館
tel. 028-643-0100
url. http://u-moa.jp/
 
■ジャンル
GRAPHIC / OTHER
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