最優秀賞の賞金が200万円の“若き工芸家”を顕彰する国際公募展「国際工芸アワードとやま」

「国際工芸アワードとやま」

富山県は「国際工芸アワードとやま」を開催中。2020年1月10日(金)の23:59まで、1次審査の応募登録を受け付けている。50歳以下の国内外の工芸に携わる作家、職人デザイナーなどの“工芸人”を対象とした国際公募展。世界各地の工芸の伝統的な技術や素材を生かした作品、制作工程の中で“手仕事”が施されている作品を応募対象としている。応募は1人(グループ)につき1点まで。
この「国際工芸アワードとやま」は、2017年度に富山県で開催された「国際北陸工芸サミット」での「U-50 国際北陸工芸アワード」の成果を踏まえて新たに開始された。今年度から3年計画で実施される。2019年度に公募と1次審査、2020年度に2次審査と展覧会および授賞式を行い、入賞者と県内工芸作家・企業などとの交流プログラムも予定。2021年度には、前年度の交流プログラムを踏まえて、作品の協同制作プログラムが展開される予定だ。
2015年1月10日(土)以降に制作された未発表の作品(ほかの公募展に未出品のもの)で応募でき、金属/漆/木/紙/布/陶磁/ガラス/革/そのほか(またはこれらの組み合わせ)で制作された作品が対象。作品の形態は立体作品または平面作品とし、3辺のサイズの合計は300cm以内、重量は20kg以内とされている(額縁や専用台などもサイズ・重量に含む)。
1次審査は作品画像と応募資料で行われ、1次審査通過作品は全て「国際工芸アワードとやま」の展覧会で展示。Webサイトから必要事項を入力してエントリーでき、1次審査用にはプロフィール写真、作品写真6点(作品全体/真正面/背面/左/右/接写)、応募作品以外の参考作品画像(近年の代表作3点以内の画像を1枚ずつ)、各種テキストなどを提出。1次審査の通過者には2次審査の準備や展示に関する承諾書と要項が送付され、実作品による2次審査の作品受付期間は2020年5月中旬が予定されている。

前回開催「U-50 国際北陸工芸アワード」の様子

「U-50 国際北陸工芸アワード」でのグランプリ作品。和紙職人の川原隆邦氏による「四次元展開図」。極薄の和紙33枚を少しずつずらして重ね合わせ、四神(玄武・青龍・朱雀・白虎)の姿を浮かび上がらせている

■応募締切(1次審査):
2020年1月10日(金)23:59

■応募資格:
1次審査の応募締切の時点で50歳以下/国籍不問/作家、職人、デザイナーなど工芸制作に従事している個人もしくはグループ
※法人や団体などへの所属は不問。ただし、所属先から事前に参加承認を得ること。

■賞:
最優秀賞(200万円/受賞作品が富山県美術館に収蔵)
ほか

■問い合わせ先:
国際工芸アワードとやま運営事務局(株式会社PCO内)
tel. 076-461-3288
url. https://kogeiaward.jp/
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