ローランドD.G.が輪郭カットも可能なUV-LEDプリンタ「VersaUV LEC2-300」の販売を開始
ローランド ディー.ジー.株式会社は、今年9月に発表した新製品「VersaUV LEC2-300」の販売を開始した。UV-LEDプリンタ「LECシリーズ」の新製品で、UVインクによる特殊プリント機能と、出力した絵柄の輪郭カット機能を備えた1台。オンデマンドプリンタとして、付加価値が高い成果物を1枚から手軽に製作できる。日本国内における本体標準価格は224万円（税抜）。
本製品は出力解像度が最大1440dpiのモデルで、新開発のプリントヘッドとLEDランプによってプリント品質が大幅に向上している。専用の紫外線硬化インク「ECO-UV EUV4インク」は、出力したい素材の表面上でインクが硬化して定着する特性。そのため、シール・ラベル用の専用紙のほかにも、PETや塩ビ素材をベースとした特殊用紙、布、和紙、ターポリン、皮革まで多彩なメディアに出力できる。CMYKインクに加え、クリアインクと白インクにも対応。クリアインクでは凸凹のある立体的な表現も可能となり、すぐに使える72種類のテクスチャパターンも標準で付属している。
また、本製品は「LECシリーズ」の特徴を継承し、カット機能も搭載した複合機であることが大きな魅力。抜き型を使わずに、1台だけで出力から切り抜きまで完結させられる。製品には、最新のRIP＆プリント管理ソフトの「VersaWorks 6」が付属。インターフェイスは10/100BASE-TXとなっている。本体サイズは1934（幅）×1303（高さ）×795（奥行）mmで、出力/カッティング幅は最大736mm。