森美術館ミュージアムショップの買い物袋に石灰石と植物由来樹脂を使用した新素材の「Bio LIMEX Bag」が採用

「森美術館ミュージアムショップ」の新しい買い物袋

森ビル株式会社が運営する「森美術館ミュージアムショップ」の買い物袋に、株式会社TBMによる「Bio LIMEX Bag」が採用された。株式会社TBMは、水や木材パルプを使用せずに石灰石を主原料とし、紙やプラスチックの代替となる新素材の「LIMEX」を開発・製造・販売している企業。「Bio LIMEX Bag」には石灰石と植物由来樹脂が使用されており、素材として石油由来樹脂を100%使用しない袋となっている。
近年では使い捨てプラスチックを規制する動きが海外で強まっており、アフリカ諸国やインド、中国など、40カ国以上が既にレジ袋の使用を厳しく制限している。EU(欧州連合)でも、レジ袋を含む使い捨てプラスチックを禁止する法案が可決された。日本国内でも、スーパーやコンビニなどの小売業でプラスチック製レジ袋の有料化を義務づける方針が発表されるなど、従来型の買い物袋の切り替えが求められる時代が訪れている。
そのような中で、株式会社TBMは、昨年にポーランドで開催されたCOP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)では、イベント「LIMEX-石灰石で拓く脱炭素社会への道」を主催。同社製のレジ袋、ゴミ袋、ショッパーを発表した。また、「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」の「G20イノベーション展」の中では、石灰石から生まれた新素材「LIMEX」の取り組みを紹介。これらを背景に、「森美術館ミュージアムショップ」でも「Bio LIMEX Bag」が高く評価され、新しい買い物袋としての採用に至った。今年11月より、大・中・小の3サイズが導入されている。
森美術館ミュージアムショップ/株式会社TBM
URL:https://tb-m.com/
2019/12/11
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