仕事に集中しているかどうか機械が判断し、集中度に応じて照明を制御する実証実験

使用器具イメージ

KDDI株式会社、株式会社Think Lab、東芝ライテック株式会社の3社は、未来のオフィス空間の創出を目的とした「照明環境」の実証実験を行うと発表した。
本実験では、先端テクノロジーで個人の集中度を可視化し、最適化された空間を創出することで生産性向上を目指す。

具体的には、眼鏡型ウェアラブルデバイスJINS MEMEで「瞬き」「視線移動」「姿勢」を計測。そこから得られる集中度などのバイタルデータとオフィスの「温湿度」「二酸化炭素」などの空間データを、東芝ライテックの照明器具に接続したKDDIのIoTゲートウェイで収集、クラウドでデータを解析する。

その結果により、集中度の低い従業員に対しては局所照明で集中を促し、集中度の高い従業員には全般照明で集中が持続できるようにしたりと、オフィス照明の光色や明るさを集中度に応じて個別に制御する。

今後、3社は個人の集中に最適な集中照明制御アルゴリズムを機械学習させ、汎用性を高めることで「人を中心に考えた照明」であるHuman Centric Lighting に基づいた、未来のオフィス空間の実現に向け取り組んでいくとしている。
発表資料
URL:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/12/10/4176.html
2019/12/12
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