KDDIとローソンがスマホ決済等で連携、au WALLETとポンタで国内最大級のポイント連合へ

ポンタイメージ

KDDI株式会社(au)は、株式会社ローソン、株式会社ロイヤリティ マーケティング(LM)と資本業務提携を締結したと発表した。ローソンとは両社の顧客基盤を生かしたデータマーケティングの推進や先端テクノロジーを活用し、「Ponta(ポンタ)」の運営会社であるLMとは、ポイントを共通ポイントサービス「Ponta」に統一するために協力する。
ローソンとは、約14,600店舗のローソン実店舗をリアル接点にした協力体制を築く。1億超の会員基盤や先端テクノロジー(5Gやロボティクス)を活用したOMO(Online Merges with Offline=オンラインとオフラインの併合)により、新しい消費体験を提供できるとしている。

具体的には、ローソンでユーザーがau PAYを使って決済すれば、実店舗での購入データを取得でき、そのデータからユーザーにとって有益なキャンペーン、クーポン提供などをKDDI、au、ローソンが行うことができる。

また、ポイントの統合はユーザーにとって利便性が高まる。スマホ決済の乱立により複数のスマホ決済サービスをインストールし、ポイントが分散しているユーザーも多い。ポイントが統合され、使用できる店舗、貯まる店舗が増えることは大きなメリットだ。

ソフトバンク(ヤフー)がLINEと統合して強力なユーザー基盤を得る中、KDDIとローソンというタッグが誕生し、今後はスマホ決済、電子マネー、ポイントの業界再編が加速する可能性が高くなっており、大きな連合を組んでいないドコモや楽天などの動向に注目が集まる。
発表資料
URL:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/12/16/4187.html
URL:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/12/16/4188.html
2019/12/17
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