柳宗理が1960年代にデザインしたテープカッターをコクヨが復刻販売

コクヨ株式会社は、日本を代表するプロダクトデザイナー柳宗理氏が手掛けたテープカッターの復刻版「ROTARY TAPE DISPENSER(ロータリーテープディスペンサー)」を発売すると発表した。メーカー希望小売価格は25,000円(税抜)。2020年2月25日(火)より販売を開始する。
柳宗理氏は、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久所蔵品に認定されているバタフライスツールをはじめ、家具や歩道橋、東京オリンピック聖火トーチホルダーなど広範囲のデザインを手掛け、いまでも世界中に多くの愛用者を持つ日本を代表するプロダクトデザイナーだ。

今回発売される「ROTARY TAPE DISPENSER」は、柳宗理氏が1960年代にデザインしたテープカッターを復刻したもの。柳工業デザイン研究会の監修のもと、オリジナルを3Dスキャンし、試作と修正を幾度も繰り返すことでデザインを忠実に再現しており、丸みのある彫刻的造形が美しい。

使いやすさにおいては、コクヨの技術を付加することでアップグレードさせている。刃の部分にはコクヨ独自の「カルカット刃」を採用。切れ味が軽く、テープの切り口がまっすぐに仕上がるようにした。本体が360度回転するロータリー式機能も、オリジナルの設計を見直し、よりスムーズに回転できるよう工夫されている。
同製品は、コクヨが手掛けるライフスタイルショップ「THINK OF THINGS」で12月18日~1月15日に開催するポップアップショップ、SORI YANAGI ROTARY TAPE DISPENSER RELEASE EXHIBITION「TOOLS TO HAND(s) ON - 継がれるもの/使われるもの -」で先行予約を開始。2020年2月25日(火)より「THINK OF THINGS」、「柳ショップ」、及び全国のインテリアショップやセレクトショップ等で取り扱いを開始する。
コクヨ株式会社
URL:https://kokuyo.jp/pr/yanagidesign_tapedispenser/
価格:25,000円(税抜)
2019/12/18
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