最大半額のはずが割高だったソフトバンクのプラン、2020年3月中旬以降に見直し

現行の「トクするサポート」

ソフトバンク株式会社は、同社が提供している端末(スマートフォンなど)代金支払い免除プログラム「トクするサポート」について、月額支払いの利用料撤廃などを行う新プログラムを、2020年3月中旬以降に開始すると発表した。
同社の端末代金サポートプログラムは、携帯の端末代金支払いが最大半額免除されるという意味で「半額サポート+」という名称だったが、プログラム利用料として月に390円がかかるため、半額で別の携帯に変えられる2年間後まで支払い続けると9,360円がかかり、実際は総額で計算すると最大半額は不可能になるプログラムだった。

これに対し総務省や消費者庁から指導が入り、同社は半額をうたう「半額サポート+」から「トクするサポート」という名称に変更していた。

ただ、この「トクするサポート」でもプログラム利用料はそのままであり、また、2年経過後にソフトバンクが指定する別の携帯に買い替えないと半額免除が受けられないとあり、契約の形態に大きな問題を残していた。

この問題に対し同社はようやく変更を決定。2020年3月中旬以降はプログラムの名称を「トクするサポート+」とし、プログラム利用料(月額)を撤廃する。そして同社指定の機種を再購入しなくても、同社が定める条件で対象機種(旧機種)を引き取り、ユーザーにはポイントなどで還元する選択肢を新たに用意する。

なお、「トクするサポート+」の提供開始までに発売済みの商品は、現在提供中の「トクするサポート」の対象になり、月額利用料などがかかるので注意が必要だ。
発表資料
URL:https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2019/20191225_01/
2019/12/26
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