ドコモ・au・SBの携帯料金の平均月額が590円増加、格安スマホも822円増加

発表資料

調査会社のMMD研究所は、携帯電話の料金について調べる「大手3キャリア・格安スマホ別 月額料金の推移(2016年~2019年)」を実施し、その結果を公開している。
本調査は、スマートフォンの月額料金(通信契約している通信会社への支払分)について、2016年から2019年までの推移を集計したもの。

月額料金の平均については、大手3キャリアユーザーの平均月額料金は2016年の「7,433円」から2019年は「8,023円」と590円増加している。

月額料金の金額別分布図を見ると6000円以上8000円未満は2016年の33.6%から2019年の19.9%、8000円以上10000円未満が同26.4%から17.9%と減少しているが、2000円以上4000円未満と14000円以上が増加しており、特に高額利用者が平均月額を押し上げたと見られる。

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また、格安スマホユーザーの平均月額料金は2016年の「2,067円」から2019年は「2,889円」になり、3大キャリアの増加幅よりも大きい822円増加となった。

格安スマホ(MVNO)の月額料金は2000円未満が減少する一方、2000円以上4000円未満、4000円以上6000円未満の利用者が増加しており、最も利用者数の多い月額は、かつては2000円未満だったが、現在は2000円以上4000円未満がトップになっている。

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3大キャリアの月額料金は4000円以上6000円未満が19.9%、6000円以上8000円未満が19.9%、8000円以上10000円未満が17.9%で4000円~10000万円にまんべんなく分布している。

一方、格安スマホは2000円未満31%、2000円以上4000円未満が43.7%、4000円以上6000円未満が20.9%でほとんどのユーザーが6000円未満の月額で利用している実態が明らかになっている。

以前より総務省が3大キャリアに対して携帯料金の引き下げを要請しているが、ユーザーが選んだ結果とはいえ平均月額は上昇しているという結果になった。
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URL:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1833.html
2019/12/27
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