三菱一号館美術館「開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」【美術館・博物館／冬の展覧会情報 2019・2020】
フィンセント・ファン・ゴッホ《マルセル・ルーランの肖像》1888年 油彩／カンヴァス ファン・ゴッホ美術館蔵 Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
ピエール・ボナール《家族の情景》1893年 リトグラフ／紙 三菱一号館美術館蔵
2020年1月以降、ぜひ鑑賞しておきたい美術館・博物館の展覧会を編集部がピックアップ。今回は三菱一号館美術館で2020年2月15日（土）から開催される「開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」をご紹介します。見どころやグッズ情報もチェック！
●文：中村美枝（JAM SESSION）
●文：中村美枝（JAM SESSION）
1894年に建設されたイギリスの建築家ジョサイア・コンドル設計の三菱一号館を復元し、2010年に開館した三菱一号館美術館。これまで建物と同時代の19世紀末の西洋美術を中心に、さまざまな視点で展覧会を開催してきた。
2020年2月15日（土）より開催の開館10周年記念展では、1888年から1900年頃にパリで立ち上げられた若手の芸術家グループ・ナビ派の画家らが描いた、子どもたちの絵画に着目。ドニ、ボナール、ヴュイヤール、ヴァロットンといったナビ派の画家を中心に、彼らに影響を与えたゴッホ、ゴーガンの作品も交え、油彩、版画、素描、挿絵本、写真など約100点を紹介していく。パリの街角で、公園や庭で、家庭で……と、画家たちの芸術のインスピレーションの源にもなった子どもたちの愛らしい姿、表情に癒されるひとときを。
2020年2月15日（土）より開催の開館10周年記念展では、1888年から1900年頃にパリで立ち上げられた若手の芸術家グループ・ナビ派の画家らが描いた、子どもたちの絵画に着目。ドニ、ボナール、ヴュイヤール、ヴァロットンといったナビ派の画家を中心に、彼らに影響を与えたゴッホ、ゴーガンの作品も交え、油彩、版画、素描、挿絵本、写真など約100点を紹介していく。パリの街角で、公園や庭で、家庭で……と、画家たちの芸術のインスピレーションの源にもなった子どもたちの愛らしい姿、表情に癒されるひとときを。
▼「開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」で注目したい作品
モーリス・ドニ《サクランボを持つノエルの肖像》1899年 油彩／厚紙 個人蔵
Catalogue raisonné Maurice Denis, photo Olivier Goulet
フェリックス・ヴァロットン《女の子たち》1893年 木版／紙 三菱一号館美術館蔵
画像左）9人の子どもに恵まれたナビ派を代表する画家ドニは、自身の子どもたちをモデルにさまざまな作品を残した。サクランボを手にした少女は、ドニの長女ノエル。本展には点描風の実験的な技法で子どもを描いた《赤いエプロンドレスを着た子ども》なども展示される
画像右）スイス出身で後にナビ派の一員となったヴァロットン。彼に子どもはいなかったが、公園や街角で観察し、傍観者の立場でその姿を描いたという。なかでもパリの街並みをモチーフにした木版画には、子どもの姿がしばしば登場。ふとした表情をとらえていて、子どもの素の姿が描かれているよう
画像右）スイス出身で後にナビ派の一員となったヴァロットン。彼に子どもはいなかったが、公園や街角で観察し、傍観者の立場でその姿を描いたという。なかでもパリの街並みをモチーフにした木版画には、子どもの姿がしばしば登場。ふとした表情をとらえていて、子どもの素の姿が描かれているよう
▼展覧会グッズやカフェのコラボメニューも要チェック
こども展ガチャガチャ 4種類～ 予定価格300～500円（税込）
Café 1894／タイアップランチ「夢のお子さまランチ」2,200円（税込）
画像左）会期中、ミュージアムショップ｢Store1894｣内にガチャガチャを設置。ヴァロットン《公園、夕暮れ》など、作品の中から飛び出した子どものピンバッヂをはじめ、大人も子ども楽しめるさまざまなグッズが。なにが出るかな……と、ワクワク感に心躍らせながら、ガチャガチャに挑戦！
画像右）子どもの頃の憧れ、お子様ランチ。会期中、美術館内の「Café 1894」では通常でも人気のワンプレートランチを“大人が食べたいお子さまランチ”にアレンジ。春色を意識したサラダ、パスタを使用した変わりエビフライ、ほろ苦いポルトソースのハンバーグステーキなど、大人味のお子さまランチで童心に返ろう。提供は11:00～14:00
画像右）子どもの頃の憧れ、お子様ランチ。会期中、美術館内の「Café 1894」では通常でも人気のワンプレートランチを“大人が食べたいお子さまランチ”にアレンジ。春色を意識したサラダ、パスタを使用した変わりエビフライ、ほろ苦いポルトソースのハンバーグステーキなど、大人味のお子さまランチで童心に返ろう。提供は11:00～14:00
DATA
開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン
会期：2020年2月15日（土）～ 6月7日（日）
開催時間：10:00～18:00 （祝日を除く金曜、第2水曜、開館記念日4月6日、会期最終週平日は21:00まで、入館は閉館の30分前まで）
休館日：月 ※祝日・振替休日の場合、3月30日、4月6日、4月27日、5月25日、6月1日は開館
場所：三菱一号館美術館
問い合わせ先：03-5777-8600（ハローダイヤル）
観覧料：一般1,700円、高校・大学生1,000円、中学生以下は無料
https://mimt.jp/kodomo
開館10周年記念 画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン
会期：2020年2月15日（土）～ 6月7日（日）
開催時間：10:00～18:00 （祝日を除く金曜、第2水曜、開館記念日4月6日、会期最終週平日は21:00まで、入館は閉館の30分前まで）
休館日：月 ※祝日・振替休日の場合、3月30日、4月6日、4月27日、5月25日、6月1日は開館
場所：三菱一号館美術館
問い合わせ先：03-5777-8600（ハローダイヤル）
観覧料：一般1,700円、高校・大学生1,000円、中学生以下は無料
https://mimt.jp/kodomo
限定グッズやイベントなどにも注目！この冬行きたい、美術館・博物館
開幕からおよそ1カ月で来場者10万人を突破した『特別展ミイラ～「永遠の命」を求めて』をはじめ、ハンガリー近代美術の作品も楽しめる「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」、鉄道ファン必見の「特別展 天空ノ鉄道物語」など、編集部＆ライターが注目する東京＆東京近辺の展覧会情報をお届け。各展覧会ページでは、見どころはもちろん、オリジナルグッズやカフェメニュー、イベント情報なども紹介しています。https://www.mdn.co.jp/di/special/4713/69861/
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