版画を通じて新1万円札の肖像画となる渋沢栄一の足跡を辿る「版画にみる近代事業の風景」

「『版画にみる近代事業の風景』〜渋沢栄一の足跡をたどる〜」展

2020年1月11日(土)から3月22日(日)まで、東京ガス株式会社のガスミュージアムのガス灯館 2F ギャラリーにて、「版画にみる近代事業の風景」展が開催されている。「渋沢栄一の足跡をたどる」という副題が付けられた企画展。“日本資本主義の父”と言われる渋沢栄一(1840〜1931年)が手掛けた各種の近代事業の姿が描かれている版画を通じ、当時の人々にどのように映り伝わっていったのかを紹介している。入場無料、月曜休館(1月13日と2月24日は開館し、それぞれ翌火曜が振替休館)で、開館時間は10:00〜17:00。
幼い頃から勉学と商才に優れた渋沢栄一は、幕末の動乱の中で一橋慶喜の家臣となり、若くしてヨーロッパを訪れてその文化を学ぶ機会を得た。幕府崩壊後に帰国して明治政府に仕えるが、その後は民間企業の育成と社会事業、民間外交に力を尽くす。設立に関わった企業は500社を超えると言われ、100年以上を経た現在も活動する企業が多数。その功績から、2024年上半期をめどに発行される新1万円札の肖像画となる予定で、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の題材となることも決まっている。
東京ガスも渋沢栄一が立ち上げた多くの企業・事業の中の1つで、1885年に東京府から東京府瓦斯(ガス)局の払い下げを受けて、東京瓦斯会社として創立。今回の企画展では、その東京ガスが日本のガス事業に関する貴重な資料を展示・収蔵するために1967年に開設したガスミュージアムに所蔵されている版画が展示されている。
■期間:
2020年1月11日(土)〜3月22日(日)

■開催場所:
ガスミュージアム(GAS MUSEUM がす資料館)
東京都小平市大沼町4-31-25

■問い合わせ先:
ガスミュージアム(GAS MUSEUM がす資料館)
tel. 042-342-1715
url. https://www.gasmuseum.jp/
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