シェル美術賞2019のオーディエンス賞が378人の多彩な装いを描いた「今日の装い」に決定

オーディエンス賞 受賞作品
井口麻未「今日の装い」2019年
162×162cm、アクリル・ジェッソ・麻紙

出光興産株式会社が主催する「シェル美術賞2019」の「オーディエンス賞」に、井口麻未氏の作品「今日の装い」が選ばれた。「オーディエンス賞」は、受賞・入選作品などを展示する美術展「シェル美術賞展2019」に来場した3488名(5487名中)からの投票で決定。作品では「人々が自身の装いを決定していく過程や装いから受ける影響を表現したい」という井口氏の思いから、人々の装いをモチーフとして画面の中に378人の多彩な姿が画かれている。
「シェル美術賞」は、40歳以下の次世代を担う若手作家を対象とした公募展。創設63年目(48回目)を迎えた「シェル美術賞2019」では、2019年7月から8月にかけて作品が募集され、12月11日(水)〜12月23日(月)に展覧会が国立新美術館で実施された。グランプリ1点、審査員賞5点、学生特別賞2点の受賞作品8点と、入選作品46点の計54点が選出されており、井口麻未氏の「今日の装い」は入選を果たしている。
1995年生まれの井口麻未氏は福岡県在住で、九州産業大学大学院芸術研究科博士前期課程造形表現専攻美術領域2年在籍。受賞作品のサイズは162×162cmで、この作品を通じてあらためて「装いは人々の生活に身近なものであり、人を惹き付ける魅力のあるモチーフである」と感じた井口氏は、「今後も装いというモチーフを研究して展開させていきたい」とのコメントを残している。
出光興産株式会社
URL:https://www.idss.co.jp/enjoy/culture_art/art/
2020/01/14
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