電気を使わず停電でも閉じ込められない自動ドア「ミーモ」を採用したカフェが京都にオープン

カフェ内観。奥に見えるのが「電気を使わない自動ドア」

株式会社リヴは、本社1Fをリニューアルし、2020年2月初旬にカフェをオープンする(京都府向日市寺戸町七ノ坪141)。この新たなカフェでは、「電気を使わない自動ドア」を採用。京都で40年の歴史を持つマルトシ珈琲の焙煎士による「こだわり焙煎のリヴ・オリジナルブレンドコーヒー」をはじめ、新鮮な果物スムージーや無添加のパンなどを提供する。
株式会社リヴは、京都乙訓エリアで住まいに関するサービスを提供する企業だ。今回のカフェでは、同エリアで20年以上にわたり地域の工務店として培った技術でリノベーションした“くつろぎの空間”を提供。同社はイベントスペースやシェアオフィスを地域の人々へ開放しており、このカフェも地域のコミュニティスペースとしての活用が見込まれている。
「電気を使わない自動ドア」は、地震や台風による停電で、通電の止まった自動ドアによる閉じ込めが発生する恐れがあることへの解決策として採用された。導入される自動ドアは「ミーモ」という名前で、株式会社福島エコロジカルが開発したもの。この「ミーモ」は、2012年度経済産業大臣賞を受賞している。
踏み板を利用し、電気を使わずに体重で動作する仕組みで、モーターやセンサーがないため消費全力ゼロ(CO2発生ゼロ)環境や人に優しいことも特徴。強制的な開閉力を持たないため挟まれ事故も起きにくく、水回りであっても漏電せず、メンテナンスフリーであることなどもメリットで、電磁波を出さずに病院などでも安心して使用できる。

株式会社リヴ本社の外観

株式会社リヴ
URL:https://liv-r.co.jp/
2020/01/14
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