2部構成で開催される高島屋史料館のリニューアルオープン記念展の第1弾「世界をひらく」

高島屋タグ付輸出用キモノ(明治時代)
京都服飾文化財団蔵
第I部、第II部展示

高島屋史料館は、2020年1月20日(月)から、リニューアルオープン記念展の第1弾「世界をひらく」を開催している。2部構成で、約70点の美術品や資料を展示。休館日は火曜と水曜で、1月21日(火)および1月22日(水)は開館する。入場無料で、開館時間は10:00〜17:00(2月7日と3月27日は20:00閉館/入館は閉館30分前まで)。
幕末の1831年に京都で小さな古着木綿商として創業した高島屋は、明治時代を迎えたときに2つの新事業に乗り出すことで大きく成長した。1つは京都の染織や刺繍の技術を駆使した室内調度品を製作し、海外へ輸出する貿易事業。もう1つは、1878年の段通店開店を契機として、皇居造営にあたり装飾織物御用を担うまでになった装飾事業だ。本展では、その“新しい世界をひらいた”2つの事業について、展示品を通じて紹介する。
第I部「海を渡った美術染織品」は、1月20日(月)〜2月24日(月・休)に開催。1910年の日英博覧会に出品されて高い評価を受けた巨大なビロード友禅壁掛「世界三景 雪月花」が約2年の歳月をかけて修復されており(原画)、修復完成記念として初披露される。第II部「室内装飾からインテリア事業へ」は、2月29日(土)〜4月5日(日)に開催。美術染織品製作で培った経験を生かして調製された美術緞帳などが紹介される。
■期間
第I部:2020年1月20日(月)~2月24日(月・休)
第II部:2020年2月29日(土)〜4月5日(日)

■開催場所:
高島屋史料館 企画展示室
大阪府大阪市浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館 3F

■問い合わせ先:
高島屋史料館
tel. 06-6632-9102
url. https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/
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