“太陽の塔”を中心に1970年の大阪万博で提示された芸術を紹介する「EXPO’70の芸術」

岡本太郎「娘と犬」1953年
油彩・キャンバス
所蔵:株式会社大林組

2020年1月24日(金)から2月15日(土)まで、大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)にて、“コーポレート・アート・コレクション 第2回「なにわの企業が集めた絵画の物語」展”が開催される。関西経済同友会 企業所有美術品展実行委員会が主催する展覧会で、大阪・関西の企業が所蔵する絵画を集めた企画。その会場内で、1970年の大阪万博を彩った多様な芸術を紹介するセクション「EXPO’70の芸術」も展開される。
この「EXPO’70の芸術」では、万博で提示された芸術と、その最も中心的な存在である岡本太郎(1911〜1996年)が手掛けた「太陽の塔」に焦点を絞り、模型や関連資料なども加えて展示。当時の万博で、“芸術”がどのように人々に見せられたのか、感覚的に触れることができる。このセクションの壁面は、「太陽の塔」の内部で使われていた“赤”で統一された。
そのほか、第2回「なにわの企業が集めた絵画の物語」展では、印象派のマネ(1832〜1883年)や、世紀末のパリを生きたロートレック(1864〜1901年)、日本近代を代表する洋画家の藤島武二(1867〜1943年)、藤田嗣治(1886〜1968年)、大阪を拠点とする前衛芸術運動「具体美術協会」の創設者である吉原治良(1905〜1972年)などの43点の作品を展示。入場料は500円で、中学生以下は無料で入場できる。月曜休館で、開館時間は10:00〜20:00(最終日は18:00まで)。
■期間:
2020年1月24日(金)~2月15日(土)

■開催場所:
大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)
大阪府大阪市西区江之子島2-1-34

■問い合わせ先:
アーツサポート関西 事務局
tel. 06-7507-2004
url. https://corporate-art-collections.com/
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