キヤノンが新開発のFLXfinishテクノロジーを搭載したUV硬化型大判プリンタ「Colorado 1650」を発売
キヤノンマーケティングジャパン株式会社とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社は、2020年1月下旬に「Colorado 1650」を発売する。主にサイン＆ディスプレイ市場を対象としたUV硬化型大判プリンタ。64インチ（約1.6m幅）対応のロールtoロールプリンタで、新開発の「Uvgelテクノロジー」と「FLXfinishテクノロジー」が採用されている。価格は980万円（税抜）。
「Uvgelインク」は、エコソルベントの広い色域、ラテックスの無臭などの環境性能、UVの高生産性といった長所を併せ持つ。さらに、今回開発された新インクは、柔軟性を高めることで（最大185％伸張）、対応するアプリケーションが広がった。この「Uvgelインク」の特性を生かすため、リントヘッドとLED硬化ユニットには、それぞれ独立した専用のキャリッジが配置されている。
「FLXfinish」は、インクを交換することなく、1台でグロス調とマット調という2つの仕上げを可能とする技術。インクの硬化タイミングを制御することで実現されている。グロスプリントモードでは、最高速（Max speed）で毎時159㎡/高品質（High Quality）で毎時40㎡の印刷速度を実現。マットプリントモードでは、高速（High speed）で毎時46㎡/クオリティー（Quality）で毎時27㎡が実現されている。