爆発的に感染者増加の「新型コロナウイルス」の“今”がひと目で分かるMAP公開

アジアのMAP

アメリカ、ジョンズ・ホプキンズ大学のシステム科学工学センター(CSSE)は、中国の湖北省・武漢を発生源とする新型コロナウイルスの感染拡大について、世界地図上で感染者や死亡者がわかる「Wuhan Coronavirus (2019-nCoV) Global Cases」を公開した。
アジアのみならず、アメリカやヨーロッパでも事例が報告されている今回の新型コロナウイルスの感染拡大。

CSSEでは、世界保健機関(WHO)、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)、ECDC China CDC (CCDC)、中国国家衛生健康委員会(NHC)、中国の医療情報サイトDXY.cn、世界各国の保険部門からのデータをもとに、感染が確認された数をマッピング。

その数を元に円が大きくなる分かりやすい仕様で、今、まさに世界中に新型コロナウイルスが感染拡大している様子がわかる。

簡単に「Wuhan Coronavirus (2019-nCoV) Global Cases」の見方を説明すると、左上から感染確認者数(患者数)、国別数、感染確認者の増加をグラフ化、右上から死亡者数、回復者数、患者数と死亡者数のまとめ、となっている。

本稿執筆時で感染が確認されたのは世界で4474人。中国(香港、マカオ含む)のみならず、アジアではタイ、シンガポール、台湾、日本、マレーシア、韓国、ベトナム、カンボジア、ネパール、スリランカで感染者を確認している。

世界のMAP

さらにアメリカ、オーストラリア、フランス、ドイツ、カナダ、コートジボワールと、ユーラシア大陸だけではなくアフリカ大陸、北アメリカ大陸、オーストラリア大陸でも感染者が確認され、世界規模の感染が懸念される事態になっている。

感染疑いが1日で3800人増加、感染力の強まり、自覚症状のない潜伏期間でも人に感染する、などと悲観的なニュースが多く報じられている新型コロナウイルス。CSSEでは今後このMAPをアップデートしていくとしている。
「Wuhan Coronavirus (2019-nCoV) Global Cases」
URL:https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
2020/01/28
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