京セラドキュメントソリューションズが商業用インクジェット事業に本格参入
京セラ株式会社の関連会社の京セラドキュメントソリューションズ株式会社は、同社が手掛けるドキュメント機器事業の一貫として事業拡大を図るため、新たに商業用高速インクジェット事業に本格参入する。これに関連して、2020年3月から、新開発のインクジェットプロダクションプリンタ「TASKalfa Pro 15000c」を国内市場向けに発売することが発表された。
「TASKalfa Pro 15000c」は、高速シングルパス方式を採用しており、確かな用紙搬送システムと安定した高速給紙システムで、大量の連続印刷における高い性能と生産性を提供する。対応用紙サイズはSRA3（320×450mm）〜A6タテで、出力解像度は600×600dpi。独自開発された水性顔料インクは、高発色で耐光性や耐水性に優れており、環境に優しいことも特徴となっている。
普通紙をはじめ、厚紙、インクジェット適正紙、エンボス紙、封筒、長尺のバナー印刷など、多種多様な用紙への対応で幅広い印刷業務に貢献することも特徴。小ロット多品種出力のデジタル印刷用途に求められている生産性と耐久性に加え、ランニングコストの削減も提供し、低消費電力や低エミッションや交換部品の削減といった環境面での価値も提供する。