日本初、東芝の指紋認証ICカード「BISCADEカード」がセキュリティシステムに採用

BISCADEカード

東芝インフラシステムズ株式会社は、同社が開発した指紋認証ICカード「BISCADE(ビスケード)カード」が、株式会社ローレルインテリジェントシステムズから発売されるセキュリティシステム「FSS SmartLogon TFPA」に採用されたと発表した。東芝インフラシステムズの発表によると、指紋認証ICカードの商用化は日本初だという。
同カードは、指紋の特徴点を抽出・照合(マッチング)するマイコンチップおよび指紋センサー、LEDを内蔵し、事前にセキュアチップへ記憶した指紋の特徴点とICカード内で照合処理を完結するオンカードマッチングが可能なICカード。カードの国際規格であるISO/IEC 7810で規定されるカードサイズや厚さ、曲げ強度に対応している。

「ICカード所有による所有認証」と「指紋照合による生体認証」の2要素認証が1枚のカードで可能なため、カード使用時のセキュリティ対策が向上する。また、オンカードマッチングにより、指紋情報をカード外部に出すことなく本人確認が可能で、既存ICカードリーダーを有効活用することもできる。本人確認と連動してICカード内のセキュアチップに保持された重要情報を安全に利用することもできる。
発表資料
URL:https://www.toshiba.co.jp/infrastructure/news/20200129.htm
2020/01/30
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