[文房具屋さん大賞2020]ペン先強化型サインペン「EMOTT」とは?

扶桑社は、2月5日、現場の声をもとに、最高の逸品を決める「文房具屋さん大賞」をまとめた書籍「文房具屋さん大賞2020」を発売。有名店のプロが厳選したNo.1文具「EMOTT」をはじめとする、話題の文具を明らかにした。
「文房具屋さん大賞」は2013年にスタートし、今年で8年目。全国の有名文房具店11社から、“文房具のプロ”である売り場の店員を審査員として迎え、ここ1年で新発売された商品の中からもっとも評価できる文房具を厳選する試みである。

「文房具屋さん大賞」公式サイト(https://www.fusosha.co.jp/special/bunbougu/)より

2020年、栄えある大賞に輝いたのは三菱鉛筆の「EMOTT」。細い線のまま書き続けられるペン先強化型サインペンで、全40色という豊富なカラーバリエーションで手帳やノートを楽しく彩ってくれる製品である。

近年の「映える」投稿への意識やバレットジャーナルなどの「手帳・ノート作り」のブームによって、マーカーやサインペンの注目度は上昇中。今年度は多色サインペンの当たり年となり、なかでもこの「EMOTT」が文房具店からNo.1の評価を受けた。

壊れにくいペン先という技術革新に加えて、0.4mmというちょうどいい細字、お洒落なケース込みでの販売というコンセプトは売り場でも目立ち、女性のハートを掴んだようだ。

「文房具屋さん大賞」公式サイト(https://www.fusosha.co.jp/special/bunbougu/)より

2年前の最初のモデルが「文具屋さん大賞2018」の大賞を受賞した、サクラクレパスの「サクラクラフト ラボ」は、今年度発売の「サクラクラフト ラボ004」でデザイン賞を受賞。存在感のある美しいボディに、 2色のゲルインキボールペンとシャープペンシルを内蔵したデザイン性と機能性を兼ね備えた文具だ。

大胆にデザインされた中央のローレットと、アンティークカメラのダイヤルのような頭冠。001のDNAを受け継いだシンプルなボディライン。この孤高のデザインコンセプトを愛する文具好きは多い。ボールペンは標準装備のブラックとレッドに加えて、「ブルーブラック」と「クリムゾンレッド」というオプションリフィルが用意されており、インクの色までこだわることができるのも人気の理由の一つだろう。

このほかにも、筐体が紙で作られたお洒落なスタンプ式両面テープ「タップテープ(カンミ堂)」が機能賞、消字性能が高い透明消しゴム「クリアレーダー(シード)」がアイデア賞を受賞。

部門賞として、ボールペン、シャーペン、万年筆、カラーペン、消しゴム・修正テープ、筆箱、ファイル、収納、マスキングテープ、テープ、のり、ステープラー、クリップ、ハサミ、カッター、ノート、ふせん、メモ、便箋・一筆箋、手帳…の各部門で1位になったアイテムも発表されている。

審査員を務めたのは、石丸文行堂、うさぎや、オフィスベンダー、コーチャンフォー、TSUTAYA、東急ハンズ、ナガサワ文具センター、ノベルティ研究所、丸善ジュンク堂書店、有隣堂、ロフトの11店舗。文具のプロたちが「自腹でも買いたい! 」と選んだ優秀な文具が多数紹介されている。
『文房具屋さん大賞2020』
発売:2020年2月5日
発売元:株式会社 扶桑社
定価:850円(税抜)
判型:AB判
株式会社扶桑社
URL:https://www.fusosha.co.jp/special/bunbougu/
2020/02/05
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