コロナウイルスの影響で任天堂が生産・出荷の遅延、iPhone SE2も出荷数減との情報

大人気で品薄の「リングフィット アドベンチャー」

任天堂株式会社は、中国・武漢から発生拡大している新型コロナウイルス感染症の影響に関して、中国で生産している日本国内市場向け製品について、生産・出荷の遅延が避けられない見通しになったと発表した。
今回、発表された対象製品は、Nintendo Switch本体とJoy-Conなどの周辺機器。すでに品薄状態にある「リングフィット アドベンチャー」も対象に含まれ、さらに入手困難になると思われる。

また、中国に生産の拠点を構えるテクノロジー企業は数多く存在する。Appleもその一つで、iPhoneのサプライヤーの一つである台湾Foxconnは、中国政府からの指示を受けて中国の工場を少なくとも10日までの期限で一時閉鎖している。

新型コロナウイルスは都市封鎖などの対策もむなしく、中国ではすでに患者数が3万人を突破しており、その数は増加する一方だ。今後、患者数がさらに増加する状況なら、工場の閉鎖が解かれる可能性は低く、iPhoneの生産はストップしたままとなる。

Coronavirus 2019-nCoV Global Cases by Johns Hopkins CSSEより
2020年2月7日9時3分アップデート時点のもの

著名アナリスト、ミンチー・クオ氏は先週の段階で3月発売とされるiPhone SE2(iPhone 9)への影響を公言していたが、今週になって具体的に2020年第1四半期はiPhone全体で10%の出荷台数減少が見込まれると明らかにした。

さらに、コロナウイルスの流行の情勢次第では、第2四半期の予測は困難であるという少々悲観的な観測も発表している。

Appleは今年前半に忘れ物防止タグのAirTag、小型のワイヤレス充電パッド、オーバーイヤーヘッドフォンなどの新アイテムを豊富に発表するという情報もあったが、生産がストップしている現状では、それらの新アイテムの発売もかなりずれ込むことが予測される。
任天堂
URL:https://www.nintendo.co.jp/

9to5Mac
URL:https://9to5mac.com/2020/02/02/kuo-iphone-shipments-drop-coronavirus/
2020/02/07
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