自販機にAI搭載で多言語での商品案内、「インバウンド向け多機能自販機」の実証実験

「AIさくらさん」イメージ

株式会社JR東日本ウォータービジネスは13日、多様な訪日外国人のニーズに応えるためのAI対話型接客システム「AIさくらさん」を搭載した「インバウンド向け多機能自販機」の実証実験を行うと発表した。2020年3月19日(木)より9月上旬頃までを予定として展開し、設置場所は高輪ゲートウェイ駅前特設会場「Takanawa Gateway Fest(高輪ゲートウェイフェスト)」を始め、東京駅・新宿駅・上野駅・秋葉原駅にも設置される。

「インバウンド向け多機能自販機」

同社では2019年9月~11月に外国人の飲料自動販売機利用実態を把握するための実証実験を行い、その結果、全体では「操作が難しいと感じたことがある」、中国からの旅行者は「決済方法が難しいと感じた」、韓・米からの旅行者は「飲料の種類が分かりにくいと感じた」などといった回答が得られた。

日本の自動販売機に対して、国ごとに課題が異なるという結果になり、それを解決するためのAI対話型接客システム「AIさくらさん」が開発された。

「AIさくらさん」はタッチパネルと音声での案内となり、多言語対応(英語・中国語(簡体字・繫体字)・韓国語)、天気予報・乗換案内の表示、利用者の属性・気温や時間帯に応じた商品の紹介といった機能で外国人の自動販売機での購入だけではなく、観光もアシストする。


発表資料
URL:https://www.jre-water.com/0213AI_sakurasan.pdf
2020/02/13
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