ソニーの新フラグシップ「Xperia 1 II」は5Gや高速連写、イヤホンジャックなど話題性たっぷり

「Xperia 1 II」
別売りの専用カバー装着時のイメージ

ソニーモバイルコミュニケーションズは、次世代の高速通信規格である5Gに対応する最新モデルのスマートフォン「Xperia 1 II(エクスペリア ワン マークツー)」について、日本を含むグローバル市場に向けて春以降に発売すると発表した。価格は未発表。

カラーは左からブラック、ホワイト、パープル

本製品は、ソニーのスマホブランドXperiaのフラッグシップモデルとなるAndroidスマートフォン。ブランドの最上位となるモデルだけあり、機能面で大きな注目を集めている。

まず、メインカメラは新たにZEISSレンズを採用したトリプルカメラを搭載。24mm標準レンズ(F1.7、1220万画素)、70mm望遠レンズ(F2.4、1220万画素)、16mm超広角レンズ(F2.2、1220万画素)という構成に3DiToFセンサーを搭載することで、暗所でも高速・高精度なオートフォーカスで撮影ができる。

驚くべきは、スマートフォンとしては世界初となるAF/AE追従最高20コマ/秒の高速連写を実現。これは、同社のレンズ交換式デジタル一眼カメラα(Alpha)で磨いた技術を投入したもので、テクノロジー企業ソニーとしてのプライドが感じられるスペックとなっている。

連写イメージ

また、もうひとつのサプライズとしてイヤホンジャックの復活があげられる。昨今の各メーカーのフラッグシップはイヤホンジャックは搭載せず、Bluetoothでの無線接続でイヤホンを使用するスタイルが定番化している。

しかし、最新XPERIAでは、3.5mmオーディオジャックを搭載することにより、左右の音の混ざりを従来比約10分の1まで低減し、ユーザーが持つ有線ヘッドホンで、よりクリアな音質で音楽が楽しめるようになるとしている。

音質に関しては、ソニー・ミュージックエンタテインメントと協業。ボーカルや楽器の音の定位感、歌い手がその場にいるかのようなリアルな空気感など、クリエイターの制作意図を忠実に再現するソニー独自のオーディオチューニングが実装されている。

イメージ

ディスプレイはXPERIAでおなじみのアスペクト比21:9の縦長デザイン。6.5インチの有機ELディスプレイで、映画とほぼ同じ比率の画面でより没入感が高く、クリアな映像が楽しめる。

また、2K 10bit HDRに対応した120コマ/秒のハイフレームレート撮影など本格的なシネマ撮影体験(Cinematography Pro)も可能になっている。

そのほか、ゲームプレイに集中できる専用機能「ゲームエンハンサー」やQualcomm社製の最新プラットフォーム Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platform搭載、4000mAh大容量バッテリー搭載、ワイヤレス給電規格Qi(チー)対応、最短30分で約50%の急速充電可能、バッテリーの長寿命化、防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)性能といった機能を有する。
Xperia 1 II
URL:https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/202002/20-015/
2020/02/25
MdN DIのトップぺージ